こんにちは 8月24日の高松カルチャーセンター子どもの絵画造形教室は、
「紙で作ろう『スイカ』 四角い紙を丸くするにはどうしたらいい?」をテーマに遊んでみました。
この日は、3人勢揃い(*^_^*)
うれしくてはしゃぐYUIちゃんと、少し慣れてきたKONAちゃん&ママ、
そしてTUMUちゃん。
7月に5歳になったYUIちゃんは、3人の中で一番大きいお姉さんのプライドあり(笑)
8月にお誕生日を迎えたTUMUちゃんは、毎回教室に通っているのでベテランのプライドあり(笑)
いつも二人一緒だった4歳の時と比べたら、お互いに成長した分プライドも高くなり、また二人から三人に増えたことで、なかなか複雑な人間模様を展開しております。(^_^;)
YUIちゃんとTUMUちゃん、どちらも仕切りたいお年頃・・・(*^_^*)
そんな二人のやりとりを、黙って楽しそうに眺め、受け入れるKONAちゃん
それを温かい目で見守るママさん。いい感じです。
タイプの異なる個性豊かなメンバーが3人いるからこそ
お互いに刺激を与えあい、共に成長し合えるのです。
二人はあなたと私の1対1ですが、三人になれば社会性が出てきます。
笑いあり、ぶつかり合いあり、涙あり。
90分のレッスンの間にも多くの感情が行き来します。
自分のプライドと相手のプライドどちらも大事
お互いのプライドを満たすためには、大人のジャッジは必要ありません。
大人がすることは、まずその子の気持ちを受け止めてあげること。
必要であれば、公平にお互いの気持ちが出せるように、
理解できるようにサポートしてあげること。
相手の気持ちに気づかせてあげることだけ。
自分の気持ちを受け止めてもらえたら、
相手の気持ちも受け止められるようになります。
子どもたちは、「楽しくいたい」気持ちでいっぱいだから
握手で仲直りなんてさせなくても、自然と笑顔に戻っています。
さて、そんな中での今回のテーマは
「工夫」とそれを表現する「技」が必要になります。
折り紙を見せて「この形は何?」と聞けば「四角」と即答
「そう。四角だね。これを丸い形にしたいんだけどどうすればいい?」と投げかけると、
TUMUちゃんいきなり丸めてポイ!!どうだ?と言わんばかりの得意そうな笑顔。
(正直やられた!と思いました。切る・折る・ちぎる・丸める・・・最終的にそこへ持って行きたかったのを、瞬間で返された感じでした。もしかしたら、前の時にスイカをじっくり観察しているので、○=球のイメージが強かったのかもしれません。)
そんな一瞬の私の様子を察知したYUIちゃんが、「もう!これじゃダメじゃない。丸くなってない。丸って言うのはね!先生はさみちょうだい」とおもむろに丸く切り始める。
YUIちゃんにならって、みんな「切る」に挑戦
でも、これは難易度高い(笑)
4歳の時は、いびつな○でも、自分が○だと思えば、○でしたが・・・
5歳の今は、見本の○と見比べ、近づけようとします。
案の定。ため息がもれる。(笑)
「いきなり○に切るのは、とっても難しいね。でも丸いものを写すとほら、切りやすくなった」と円の台紙で、型を写し切って見せると、
食い入るように見るYUIちゃんとTUMUちゃん。そして真似をする二人。
その後、折って円に切る方法や、切らずに折る、はさみを使わず手でちぎるなど、いろいろな方法を試して、貼り合わせスイカを作りました。
作業の途中で、うまくいけばうれしいくて自慢したい。
思い通りいかなければ悲しい。それを指摘されたら腹が立つ・・・
小競り合いを繰り返しながらも一通り作る二人
二人から目が離せないKONAちゃん。(笑)
ママに促され、やり方を教わるKONAちゃん。でも、KONAちゃんの関心事は円を切ることではなく、お友達二人の行動なので、お手々はお留守。
それでいいのです。すぐに作品作りにはならないかもしれませんが、
同じように作ることが大切なのではなく、経験すること。
今やらなくても、お友達のやっていることを見ることも大切な経験です。
KONAちゃんは、描くこと作ることが好きなので、
ここでしなくても、おうちでいっぱいしていることでしょう。
子どもを伸ばすのは、「~しなくてはいけない」ではなく「~したい」です。
子どもは楽しいと感じたことは、しなさいと言われなくてもします。
今興味の対象が、作品作りに向くのはもう少し先かもしれませんね。
次回は3人そろったときに、今回作ったパーツを一つにつなげて、作品に仕上げていきたいと思います。
本日もお立ち寄りくださいましてありがとうございました。