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電話応対の授業から思うこと

こんにちは😊

笑顔マイスターSanukaitoです


先日の電話応対の授業の様子です。「あしたさぬきのブログ」に書きました


よろしければご覧ください



新社会人の皆さんにとって、

電話応対が苦手」「電話が怖い」という声をよく聞きます


また、職場の先輩や管理者から

「最近の子は電話もまともに出られない」

「電話ぐらいちゃんと出て欲しい」と嘆く声も多々聞きます


時代の差と言えばそれまでですが、

「電話ぐらい」と言う世代は、固定電話が家にあり、共有していた経験のある世代だと思います。




ハッキリ言って「電話は慣れ」です。



苦手も下手も単なる経験不足なだけです。


個人の能力が劣っているわけではないのに、実際は「たかが電話、されど電話」下手をすると大クレームにもなりかねません。



最近では、重要案件ほど電話を使う場合が多くなっているので余計です。だから「怖い」となるのでしょう。


そして学生さんは、ほとんど全員が「自分で何とかしなくてはいけない」と考えています。


学生時代はそういう風に教わってきましたし、教えられてきたのだから仕方がないのです。

また、職場によっては「自己責任を重視」するところもあるので余計です。(これは管理者の逃げですが)


でも、一歩社会に出ると、「自己責任重視」の所でさえ、「報連相」が待っています。個人プレイは最も嫌われます。


電話だけでなく、この矛盾に戸惑う人も多いでしょう。


だからこそ、自ら「ビジネス実務マナー検定」を学ぶ事が大事だと思うのです。学校では教わらない部分なのです。


おっと横道にそれました。話を戻して…



固定電話の時代は家族の共有なので、

電話に出たら、誰から誰にかかってきたのか聞くことは当たり前でしたし、聞かなければその時に家族から注意を受けていました。


また昔は受けた方も「はい。○○でございます。」と名乗っていました。


自然と電話のマナーを身につけていた大人世代。


それが、詐欺や個人情報の流出を防ぐために、「名乗らない」ことが普通になり、

また携帯電話やナンバーディスプレイなどの普及で、出る前にどこからかかってきたのか分かるようになり、「不要な電話には出ない」ことが普通な若者世代。



不要な電話 = 出たくない電話 = 職場の電話


誰かが出るだろうと考えているのでしょう。



携帯世代にとっては、固定電話の形状すら珍しく、電話を取ることに抵抗があるのです。


このギャップを理解しなければ、職場内でトラブルを招きます。



大阪の学生さんから言われた台詞が残っています。

「先生!なんで他人の電話に出なアカンの?」

「携帯なら絶対アウトやで!」

「知らん番号からかかってきたら、絶対でぇへんし(笑)そんなん出る方がおかしいやろ?」と言うのです。


何を屁理屈こねているんだ!と思いましたが、彼女は真剣にそう思っているらしく、直接言わないにしてもクラスでそう言う風に考えている生徒が結構いることにショックを受けたものでした。


「そりゃ、他所の会社の電話に出たらアカンわなぁ…でも自分の会社は、他人の会社ですか?」というところの認識からすり合わせました(笑)


今の学生さん達はすり替えが上手いと思います

というよりは、グループのイメージがしにくいのかもしれません。


時代による生活環境の変化。

職場では様々な年代の人が一緒に仕事をします。「当たり前」が「当たり前でない時代」になりつつあります。


今後ますます生活環境は激変していくでしょう。それは同時に、お互いを知り、お互いを理解し会うことが必要不可欠な時代です。


電話やメール、SNSそれらは理解し会うツールとしてどんどん進化していきますが、使うのは人間です。


相手のことを思いやる心がなければ成立しません。



長く語ってしまいました。

本日もお立ち寄りくださいましてありがとうございました